ずっと好きでした。ー令和のおたく交換日記ー

推しへの愛を語るテキスト文化を令和にも絶やしたくなくてとりあえず自分たちでやってみるブログ

年間約50現場通うアイドルオタクが選ぶ2024年現場ベスト3!

こちらのブログでは初めまして。アイドルオタクブロガーのあややと申します。普段は「それは恋とか愛とかの類ではなくて」(https://moarh.hatenablog.jp/)というブログを書いています。この度、アイドルオタクの友人たちと4人で交換日記を始めることになりました!

当ブログは、「推しへの愛を語るテキスト文化を令和にも絶やしたくなくてとりあえず自分たちでやってみるブログ」です。

10年以上前にアイドルオタクとして知り合い、オタクのテキスト文化を愛している4人で、毎回同じテーマを掲げてブログを更新していきます。

そして記念すべき第一回のテーマは、「現場の思い出で振り返る2024年」です。それぞれ行った現場は異なりますが、現場の思い出と共に2024 年を振り返っていきます。

という訳でトップバッターの私は「年間約50現場通うアイドルオタクが選ぶ2024年現場ベスト3!」を書いてみたいと思います。

 

2024年はSTARTO ENTERTAINMENTを軸として、当社比でも多くの現場に通ったように思います。2023年末に都内で引っ越しをしてあらゆる現場へのアクセスがとても良くなったこと、働き方が変わって平日夜でも現場に行きやすくなったこと、新たに推したいと思えるアイドルに出会ったことなど、いろんな要因が重なり、長年やってきたオタ活に大きな変化のある一年だったと思います。そんな一年の中で特に思い出深かった現場ベスト3を挙げていきます!

 

第3位:HIROMITSU KITAYAMA「ZOO」(12/3-4 ぴあアリーナMM)

2015年から応援してきた北山宏光さんが2023年8月に旧ジャニーズ事務所を退所し、滝沢秀明さんが社長を務めるTOBEに所属することになったとき、寂しい気持ちもあるけれど、当時はまだ旧ジャニーズ事務所が今後どうなっていくのか見えづらい時期だったこともあり、新しい船に乗っかって良いものかどうかファンとしても様子伺いなところがあった。またこれまでグループアイドルだった北山さんがソロアーティストとしてステージに立っている姿に目が慣れるまでに個人的に時間を要していたところもあったが、そういった事務所の問題やステージ上での姿に対して心がざわついていた部分が解けていったのがこのライブ「ZOO」だった。

北山さんは2024年に20曲以上を制作し、2枚のシングルと1枚のアルバムを出し、6月には有明アリーナでのソロライブ、9月〜12月にかけてはこのアルバムを引っ提げたツアーを行なっていた。好きなアイドルには地盤の固い場所で活動していて欲しいという思いがあったので、TOBEに所属しながらどこまで活動ができるのか当初不安視していた部分もあったが、一年間で一人のアーティストに対してこれだけのことを実行できる事務所であるということは、応援する側を安心させるものがあった。

 

また事務所が変わるとアイドルからアーティストへ転換していくのではないかという懸念もあったが、北山さん本人が曲づくりに携わっていることもあって、旧事務所に在籍していた当時のアイドル性の延長線上に今のアーティストとしての北山さんがいることがしっかり感じられる曲が多い。このライブ「ZOO」もコンセプトはしっかりあるものの、アイドル畑で育ったファンを置いてけぼりにしないアーティストとアイドルの間を心地よく行ったり来たりする在り方が魅力的に感じられた。事務所やステージ上での形が違っていてもまた北山さんに魅せられてしまったなと思えるステージだった。

 

第2位:Kis-My-Ft2 Dome Tour 2024 Synopsis(7/5-6 東京ドーム)

3位で北山宏光さんの話をしたかと思えば2位でKis-My-Ft2かよ!全然幅広じゃねえじゃん!というツッコミを受けそうだが、まぁ一旦聞いて欲しい。北山さんが抜けたキスマイのライブは観に行くのか?と周りから何度か聞かれたことがあるが、6人になったキスマイはキスマイで、新たなチームビルディングに成功していてめちゃくちゃ良いのだ!という話をしたい。北山さんが抜けて初めての6人でのツアーが「Kis-My-Ft2 -For dear life-」で、これが今年の2月に千秋楽を迎えて、ここでメンバーの涙を流す姿を見ていた。感想はこちら。

『Kis-My-Ft2 -For dear life-』@国立代々木競技場第一体育館 - それは恋とか愛とかの類ではなくて

そしてそのあと夏に行われたのがドームツアーで、このライブが「初期キスマイと近代キスマイの融合」という感じで古過ぎず新し過ぎず、とにかくキスマイにいつ興味を持っていた人でも楽しめる門戸を広く開いた作品になっていた。それでいて初めてプロダンサーを導入していて、これまではローラースケートや特攻を使ったエンターテイメント要素の強かったキスマイが、プロダンサーたちと共に美しい群舞にチャレンジしていて、中堅アイドルとしてまた新たな形を見せてくれていることにとても感動してしまった。メンバーが輪になって目を合わせて踊る姿を見ると、一山乗り越えた仲間同士の絆を感じられて、6人になったことがまた新たな彼らの原動力になったのだなと昇華されていることがとても嬉しかった。

 

第1位:HiHi Jets Arena Tour 2024「BINGO」(3/24 ぴあアリーナMM、4/27-28 朱鷺メッセ

何といっても私にとって2024年はHiHi Jetsに出会えた最高イヤーでした!!!という訳で既にブログにその大感動の経緯は記しているのですが、

『HiHi Jets Arena Tour 2024 BINGO』@ぴあアリーナMM - それは恋とか愛とかの類ではなくて

2024年12月15日現在、センターの髙橋優斗くんが退所済み、彼らのレギューラー番組がテレビ・ラジオ共に年内終了とお知らせされており、まことしやかにグループ解体の噂が蔓延っている現状、この先HiHi Jetsのあの勢いのあるライブが見れなくなるのではないか?!?!という不安も相まって、ますます私の中でこのBINGOツアーの価値が高まってしまっている次第。出会うのが遅過ぎたのか?!我々にできることは一体何だったのか?!という反省会モードは別でやるとして、そういう昨今の事情を抜いたとしても、HiHi Jetsのライブは事務所のエンターテイメント面でのDNAをしっかり引き継いだ歴史を意識した内容だったように思う。特にこの事務所における5人組アイドル(SMAP、嵐)がどういう意味を持つのかということを自分たちの中で解釈して、先輩方がファンのためにやってきたことを実直に再現し自分たちのものにしていっている姿が感じ取れた。

そしてその中でも自ら色んなエンターテイメントに触れ学び、グループのブレインとして活躍する猪狩くんを知り、猪狩くんの信仰を始めたいと思い至ったのもこのライブである。ずっとデビュー組ばかり応援してきて、不確実で不安定なジュニアを応援する器量が自分にはないと思っていたけれど、そんな自分の中での凝り固まったルールを壊してでも応援したいと思ったのが猪狩くんだ。2025年以降はグループも猪狩くんもどうなっていくのか分からないけれど、私が2024年に見たHiHi Jetsは最高だったということは後世に記録として残っていって欲しいので、こうしてブログを書いている。

 

という訳で、こちらが2024年現場ベスト3です!!長らくこういった年末の現場まとめ記事を書くことをしていなかったと思うので、交換日記をきっかけに一年の現場を振り返り文字にして残せてよかったです。来年はこういう現場に行きたいです、という宣言をしておくと来年末振り返る時に楽しそうですが、とにかく猪狩くんとHiHi Jetsがどうなるのか未知なので自分のオタクとしての計画も何も立っておらず、戦々恐々と年末年始を迎えることになりそうです。

 

では、他の3人がどんな振り返り記事をあげるのかも楽しみにしています〜!